『3月11日・・・被災地の方々に思いを寄せるきっかけとして』
昨夜のテレビで,被災地の方々の生活の様子がドキュメントとして映し出されていました。当事者ではない人には“もう,5年”なのに,被災地の方々にとっては“長い長い5年”だったのです。
台地にぽつんとたたずむ白い電話ボックスに置かれた,線のつながっていない“風の電話”。
そこを一人,また一人と訪れ,受話器を手にして,振り絞るように声を出して,亡くなった家族・友達に呼びかける人たち・・・。
家族の,“泣いていいんだよ”の声が,みんなの辛さを表していました。
当事者にしか分からない思いが,辛さがそこにはありました。
死者・行方不明者を合わせて,約18000人以上の尊い命が失われ,未だに行方不明の方々もおられます。
あれから5年,被災地は基盤整備が少しずつなされているみたいですが,未だになお仮設住宅で生活せざるを得ない人々がいることも事実です。
私たちは被災地の現状を注視し続け,応援し続けなければならないと感じています。
“みんなで支え合っていくこと”,“ 絆 ”・・・。もう一度自分に,そして子どもたちに問い直していきたいと思います。
さて,学校では,半旗を掲げて東北大震災及び津波災害で亡くなった方々の冥福をお祈りすると共に,被災地の方々と思いを共にするために,お別れ遠足の場所で午後2時46分に合わせて“黙とう”を行う予定です。
テレビ等で遅々として進まない復興の現状も報じられています。被災地の方々が少しでも安心して暮らせるように,心から応援したいと思います。 合掌
※ 青少年赤十字加盟校として,今後も児童と共に何かできることを考えていきたいと思います。
管理人