友だちエクササイズ(低学年)
低学年で友だちエクササイズをしました。
活動は2つ
まず、1つ目は「こころからきく、きいてもらう」活動です。
はじめに、友だちの話をきかない経験をしました。
友だちが、①今日は天気がいいね。②今日は早帰りでうれしいね。
の2つのことをみんなに言います。みんなは、わざと、誰も聞かない(聞いてもらえない)経験です。
子供たちは、腹が立った、せっかく言ったのに・・・、悲しい、友だちなのに・・・などと感じたようです。
次は、一生懸命に聞く経験です。
うんうん、そうだね、本当にそうだね、たしかにね、いいね,などとうなずきながら言葉を返しました。みんな笑顔で大きな声です。
聞いてもらった子供たちは、
いい気持ち、すっきりした、もっと話をしたくなった、うれしくなった、聞いてもらった方がうれしいなどと感じました。
2つ目は「友だちをたすける、たすけてもらう」活動です。
3人一組を作ります。
A・・・まいご役 B・・・探す・聞く役 C・・・待つ役です。
みんながABCの役の経験をします。
A役はまいごになって助けてほしいと思っています。
B役が探しに行きます。どんなふうに助けて欲しいかをAに聞きます。
そうして、C役を「レスキュー」と言って呼びます。
BとCでAが言った助け方で助けます。
2人で協力して、Aを助けます。
このようにして、みんなが、ABC全部の役を経験しました。
助ける役BCを経験した子供たちは、
早くたすけなきゃと思った、だいじょうぶかなと思った、心配だった、もし途中で何かが起こったらどうしようと思った・・・などの感想をもちました。
助けてもらったAを経験した子供たちは、
がんばってくれているなあ、ありがとう、やさしいなあ、助かってよかった・・・などの感想をもちました。
子供たちは、終始、笑顔で楽しく活動しました。
心から友だちの話を聞く、友だちを助ける、助けてもらう温かい経験をしました。
無視されるいじめの辛さと迷子の救出との関連性は何ですか?中学年や高学年の系統的なエクササイズは、あるのですか?
投稿: 梶山信一郎 | 2025年10月 7日 (火曜日) 19:53