『曽木の子』
創立147年目を迎える古い歴史があり,校庭の木々の多さや近くにあの有名な曽木の滝があるなど,自然豊かな学校です。 今年は,34名でのスタートとなりました。 いつでも明るく,元気でしっかりあいさつができる子どもたちです。 住所 〒 895-2441 鹿児島県伊佐市大口曽木1753
10月中旬から,子どもたち・PTAで飼い始めたニジマスの稚魚が,子どもたちのようにぐんぐん育ち,いよいよ釣り大会となりました。
PTA役員で会合を重ね,おやじの会で“釣り竿”を手作りするなど,準備は万全です。
さて,当日の朝です。
まず,前々日に仕掛けていた網を引き,串焼き用のニジマスを約150匹捕獲します。
①ニジマスを揚げ,たらいに移し,塩で鱗とぬめりを取ります。
②ぬめりを取ったニジマスのお腹を割き,内臓を取り出します。
③軽く水洗いした後,竹串に刺し,塩を振りかけます。
④ドラム缶に炭火を起こし,周りにニジマスを立てていきます。
⑤アルミホイルでふたをして,じっくりじっくりと1時間半かけて焼いていきます。
横では,コミュニティーの方々が豚汁を作り,家庭科室ではお母さん方が“伊佐米のおにぎり”を準備していきます。
このようにして,釣り大会の準備が刻一刻と出来上がっていきます。
・・・その②につづく
管理人
曽木校は,文部科学省の英語教育強化地域拠点事業の一員として,外国語活動と英語学習に取り組んでいることは,ご紹介してきたとおりです。
先日,そんな取組を,北大の萬屋教授と鹿児島純心女子大学の川上先生にご覧頂く機会がありました。
子どもたちには,前もって伝えてはあったのですが,いつもより緊張している子やテンションが高い子どもなど様々でした。
いつものとおり授業が始まり,フランクな感じの中で学習が進んでいきます。
中学年では,“大きなかぶ”や“桃太郎”など,世界のお話当てクイズを導入として,ももたろうの場面を役に分かれて英語で演じる活動を行いました。子どもたちは,それぞれの個性を発揮しながら,英語で簡単なセリフを使って演じていました。
高学年では,今まで学習した文型『I can ~ . I like ~ . I want to be a ~』を使って,“出来ること”や“将来の夢”を伝え合う活動に取り組みました。
いずれの学年でも,先生方の細かい配慮の上に,英語での活動を楽しんでいる様子が見られ,良い活動ができていると褒めて頂きました。
文字指導には,触れさせたり選ばせたりする活動を十分に行うなど,スモールステップがあった方が良いと教えて頂きました。
今回,子どもたちが物怖じすること無く,英語活動を楽しんでいる様子を見ていただき,改めて次へのエネルギーが湧いてきました。子どもたちに負けること無く,教師の方もより英語好きになっていく必要がありそうです。
管理人
20日は,県下一周駅伝の3日目。朝からぐずついた天気でした。県下一周駅伝の選手が,曽木校の前を通る時刻が刻一刻と近づいてきます。
時折響く雷鳴,強く横なぐりの雨ー,今年の応援はダメだなぁと思っていたのですが,雨が急に弱まったので,応援をすることにしました。もちろん,雨雲レーダーとにらめっこです。
校門横のお宅の軒先をお借りし,全校児童が並びました。(こんな時は,小規模校の特性が生かせます。)
すごい雨・風の中,選手達が駆け抜けて行きます。
目前を通過する各地区の選手達に,声を限りに応援します。今年は風雨が強く横断幕は,広げることができませんでしたが,子どもたちの声援が,きっと選手達のエネルギーになったことでしょう。
伊佐の選手が通ったときは,一段と大きな声援が送られたことは言うまでもありません。
ガンバレ,伊佐チーム
管理人
曽木校では,食育・食農教育の一環として,3.4年生が隔年で“椎茸の駒打ち”体験活動に取り組んでいます。
講師は,地域振興局の浜屋さん,柱さん,そして森林組合の小山さんです。
はじめに,椎茸がどのようにして育つのか説明して頂いた後,椎茸の駒打ちの仕方について,順を追って実演しながら説明して頂きました。
① 菌がラグビーボール状に広がっていくことから,約20cm離して穴を開ける
② ほだ木の周囲4面に,千鳥に状になるように穴を開けていく
③ 穴に,菌が付いた“こま”を金槌で打ち込んでいく
④ 菌が全体に回るように,1年間井桁状に寝かせておく
さあ,本番です。怪我をしないように,2人一組で作業を進めます。
良く説明を聞いていたのか,子どもたちは手際よく作業を進めていきました。
予定した時間で,約50本のほだ木にこまを打ち込み,井桁に組み終わりました。
このほだ木から椎茸が収穫できるのは,約1年半後で,約5年間収穫できるそうです。
たくさん出てくると良いね。
その時は,全校にご馳走し,しいたけパーティーだ
管理人
中学年が理科で,先日『電気と光』『磁石』を学習しました。
各単元の終末に,“おもちゃづくり”が設定され,それを通してそれぞれの特性を学び深める活動が組まれています。
そこで,おもちゃづくりに取り組んだ子どもたちが,低学年の子どもたち向けに広場を作り,昼休み時間に“理科あそび”を仕掛けてくれました。
磁石の性質を利用したコーナー
電気の性質を利用したコーナー
ゴムの性質を利用したコーナー
それぞれに担当が付き,説明と世話をしています。特に低学年の子どもたちが群がっていました。
基礎知識を踏まえた説明(コミュニケーション)・・・これも立派な学習ですね。
理科って楽しいでしょう
理科大好き管理人
伊佐市の学校給食センターの内村先生にお願いして,高学年で食育指導を行いました。
曽木校では,1年に1回ずつ先生の指導をお願いしているので,先生の質問に対して元気よく答えていました。
今までの復習として,食品を“赤・黄・緑”のグループに分け,それぞれの働きを確認しました。
次に,今日の給食の献立『ちゃんぽん・肉まん・杏仁入りフルーツポンチ』に使われている食材を,3つに分けていきます。もちろん,牛乳もー。
迷ったのが,“キクラゲ”と“さつまあげ”でした。
それぞれ何なのか,分からない様子で,
・キクラゲは,クラゲの一種?
・さつまあげは,何でできてるの???
社会科では,出て来ないしね
先生の説明をお聞きして,そうだったのかと納得する子どもたちでした。
今まで,不思議に思わなかったのかな?
何にでも興味津々な管理人
伊佐市では,例年学校給食週間に合わせ,食材の生産者等との“交流給食”を行っているのですが,今年はインフルエンザの流行のため,中止となりました。
そこで,曽木校では,子どもたちの感謝のお手紙を給食センターを通じてお届けしました。
・・・すると,野菜を作っておられる“岩元さん”がわざわざ来校され,子どもたちにお話をしてくださいました。
・にんじんや白菜,金山ネギ,里芋などいろいろな物を作っておられること
・美味しくなるように,一生懸命世話をしていること
・子どもたちが残さずに食べてくれることが,嬉しいこと
・子どもたちからの手紙をもらって,とても嬉しかったこと
子どもたちは,突然のお客様に驚きながらも,熱心にお話を聞いたり質問をしたりしていました。また,自分たちが書いた手紙で,感謝の気持ちが伝わったことを実感でき喜んでいました。
本当にいろいろな方々に支えられている子どもたちです。
管理人
今年の4月から,曽木小学校の1年生となる子どもたち3名を招いて,“体験入学”を行いまた。
これは,保護者に対する新入学説明会の裏で行っているもので,しばしの間,保護者の手を離れ,1,2年生の子どもたちとの集団生活を味わいます。
この会の司会・進行は,1年生が担当します。ほんの10ヶ月前までは保育園生や幼稚園生だった子どもたちですが,何も見ないで堂々と司会をしたり,説明をしたりしています。
学校の中では一番幼いと思っていた子どもたちですが,どうでしょう,立派な姿を見せてくれました。下級生が入ってくると言うことは,成長の大きな糧でもあるのですね。
この日は,ゲームあり,プレゼントありで,迎える方も迎えられた方も楽しめたようでした。
1年生の大きな成長を感じた1時間でした。
管理人